アドレスをした時、テークバックの時、ボールを打つ時、フォローを取る時、スイングをしている時、
目線はどこにあり、どこを見ていますか?
・アドレス時に右肩が前にでる方がいますが、
ここは右腕に力が入っているからと捉えるボールを真上から見過ぎと捉えるか。
・テークバックで下半身が右に動き、トップで上半身が左に傾く傾向の方。
・インパクトで下半身が左に動き、手でボールを打つ傾向の方。
・フォローで頭が左に突っ込みやすく、腰が引けたような体の動きになりやすい方。
様々なスイングのポイントが目線というものを意識することで動きがスムーズになったり、
体のパフォーマンスが上がるかも知れません。
それは我々人間は目が何かに集中してしまうと体を止めてしまう傾向があります。
例えば家の中でテレビを点けて何か作業をしてもはかどらない、
食卓を囲む時にテレビを点けていると食事もままならないなんてことありませんか?
その動作とスイング中の動きは同じと思ってください。
スイングをする時にボールをよく見てと言われる方がいますが、
その辺に落とし穴があると思います。
よく素振りではできるのにボールがあるとしたい動きが出来にくいと言われる方は
アドレスして空振りしてもよいので目を瞑りスイングしてください。
ボールに当たる、当たらないは別にして普段よりもクラブが振り抜きやすいはずです。
クラブヘッドは小さくまたクラブは1メートル以上の長さがあるもので
これまた小さなボールを打たなくていけません。
当てたい、真っ直ぐ飛ばしたいと思えば必死でボール見ようとしますよね。
でもスイングとはとても速い動きでありその動作中のインパクトでボールが見えるなんてことは、
実はプロでも見えるなんてことは数%に過ぎず見てるように我々が思っているだけなんです。
プロはボールを遠くに飛ばすためには遠心力が必要で、
遠心力を生むために上体が右に、下半身が左に動いた結果頭が残り目線が残っているように見えているんです。
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目線の使い方
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・アドレスではボールを真上からではなく右側面を見るようにすることで
上半身が右に傾け、右肩が前に出にくくなります。
・テークバックでは頭を不動にすると体が動かなくなるのでボール後方20㎝くらいヘッドと一緒に、
鼻が右方向に動いているかチェックしましょう。
目線が鼻を見ることで頭は自然と右方向に動きトップでの上体の左への反りが抑えられます。
・インパクトではボールを良く見にいこうとすると思いますが、
右に動かした目線、鼻を保ったままボールの真上に目線がいかぬようボールの右側面を見続けます。
・フォローではボールの出球を確認したいので上体を前傾させたままボールを目線で追いかけましょう。
その際、顔が起きないように目線を真下に向けたまま顔を左右に向け、
目線を前方、後方2、3m先まで見れるようにトレーニングしましょう。
ここのイメージが難しいようでしたら頭を壁につけ、
つけたところを支点として顔を左右に動かす(捻る)です。
目線をじっとボールに落としておくことなく、
率先して動かすことで身体も動きやすくなりスイングがスムーズになります。
スイングのあれこれ考えて窮屈になったら目を瞑っての素振り、
目線を動かしてのスイングをお薦めします。
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